クリアンナの毎日がクリスマス

カテゴリ:本( 1 )

ちょっと大胆な旅がしたい!

知人の女性から一冊の本を借りた。「とにかく凄いから読んで」そんなことを言う彼女も実はとても凄い人。
65才を過ぎて、ホノルルマラソンに出場し続け、全て完走。今年はリュックサックを背負い、たった一人でピレネー山脈を越え、スペインのサンティアゴの巡礼路(約900km)を歩いてきたのだ。

その彼女が薦めてくれた本は中村安希さんの『インパラの朝 ユーラシア、アフリカ大陸684日』。
第7回開高健ノンフィクション賞受賞作だ。

26才の中村さんは47カ国、2年の旅に出る。45Lのバックパックひとつで。
そして、決して男性でも行かないようなアジア、中東、アフリカを信じられないような手段で旅をする。

28才から2年、私はドイツに留学していた。
その留学もかなりいい加減なもので、ずいぶんと無謀なこともしてきた。あとから振り返ると、心臓が縮みあがりそうなこともあった。

でも彼女の旅は、ケタが違う。読んでいて、その度胸と勇気に関心するというより、なぜそこまで??と疑問すら湧いてしまう。

彼女が旅の中でさまざまな人に助けられ、また様々な人から人生を学んでいく。
私も、本の中で、彼女と共に旅をして、たくさんの刺激を受けた。


この本の序章の冒頭、彼女が留学先のアメリカの大学の教授から受けた励ましの言葉を書いている。

『大きな声で話すばかりがコミュニケーションではないんだね。小さな声にそっと耳を傾けること。むしろ、それこそがコミュニケーションの核ではないかと、僕は考えている』

留学して、無口でパッとせず、自信を失っていた彼女に与えられた言葉らしい。

その教授は続ける。
『もちろん、大きな声には力があるし、発言力をもつ者は脚光を浴びる。特にこの国においてその傾向が強い。けれど、話すことにばかり夢中になると、周りの声がまるで聞こえなくなってしまうんだ』

そして、彼女はこのあと、日本に戻り、少しののち、小さな声に耳を澄ますために旅に出る。

私は映画のための脚本を書いている。まだまだ勉強の段階だけれど。
でも、私も小さな声に耳を澄まし、その声の優しさ、美しさ、切なさを、映画をとおして伝えていきたい!と願っている。

梅雨もそろそろ明け、夏本番を迎える。
この夏、日常から抜け出して、ちょっとだけ大胆な旅をしてみよう!!
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by crianna | 2010-07-15 10:36 |



心が温かくなる物語&エッセイ
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